自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2017年9月29日金曜日

Blowin' In The Wind 風に吹かれたカヤラン・京都市

最近はあまり聞かなくなりましたが、若い頃、一時期Dylanにハマって、
聞きまくっていた時期がありました。

Bob Dylanの名曲Blowin' In The Winnd(邦題:風に吹かれて)。

Dylanと言えばこの曲というくらい超名曲ですよね。(これ以外にも名曲はかなり多いです。
中には、迷曲もありますが・・・)

この曲は、多くのミュージシャンやシンガーたちもカバーしていて、
その中でも、特にいいのがSam CookeがLive at the Copaの中で歌っているバージョン。
dylanがギター抱えて歌うフォークは何処へやら、
Cooke流のアレンジと歌声で、かなりソウルフル度満点です。

・・・いや、
このブログは、音楽ブログではありませんでした。

危うく、道を踏み外しそうになってしまいました。

危ない危ないwww

それはそうと、先週はBlowin' In The Windでした。
そう。
列島直撃の台風18号です。

台風18号と言えば、思い出すのが4年前の台風18号。
コチラは、我が地域にも初の避難指示がでて、
自宅周辺(嵐山)も甚大な被害を被った台風です。

あの桂川の風景は、今でも忘れません。
ちなみに当時の記事がコチラ
http://sige-no-sizen.blogspot.jp/2013/09/1.html

さて、本題に。
台風後、初めての休み、9月21日に秋の北山へ行ってきました。

林の中をウロウロしていると、
何やら面白そうなものが。
カヤランです。

葉の形がカヤに似ているので名付けられたカヤランは、
普段は、木に着生する「着生ラン」の一種ですが、
どうやら、先日の台風でBlowin' the wind。
風に吹かれて、地面へと落下したものだと思われます。

カヤランやフウランなどの着生ランは、落下すると生きられないので、
このカヤランも、放置しておいても枯れ果てるだけなので、
ダメもとですが、人命救助ならぬラン救助で、自宅へ持って帰りました。

しかし、カヤランは非常に育てにくいランなので、
育てるには工夫が必要です。

ポイントは、着生と空中湿度でしょうね。
なので・・・
自宅の流木ケースから、適当な木をセレクト。

薄くて幅広の流木を置セレクトし、縛りつけました。

次ぎに、空中湿度ですが、
これは、イモリやイシガメが居る水槽へ。
この水槽は、半陸上になっていて、そこにコケ石やコケ付きの倒木を入れてあります。
他の場所のコケ・・・シノブゴケ・ホウオウゴケ・タマゴケ・コウヤノマンネングサなどが
空中湿度不足で次々と枯れる中、このケースの中のコケは青々としています。
よって、カヤランもこの場所を育成場所として決定しました。

後は、カヤランの生命力に期待して、根を張ってくれればいのですが。
欲を言えば、作落ちせずに来春花を咲かせてくれることを願っています。

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2017年9月16日土曜日

1年ぶりのアオリイカ釣行・結果は如何に?・福井県

今春は大変忙しく、アオリイカ釣行へ行けなかったので、
ほぼ一年ぶりの釣行です。

ただ今回は、元々釣り場近くで所用があったこともありますが、
途中、自然観察を兼ねたりと、総合的な自然活動だったので、
「ガッツリ釣りだけ」という訳ではなく、実質釣行時間は、
14時半から17時までの2時間半でありました。

あ、勿論、帰りには定番の温泉にも入って帰りましたよwww

美山町の沢沿いに、アキチョウジの花が咲き始めていました。

その沢に目をやると、何やらかたまって沈んでいます。
マタタビの実ですね。
私は今年も8月に収穫しに行って、既にウィスキーに漬け込みました。
こうして、毎年、健康によいマタタビ酒を作っています。

春咲きのムラサキサギゴケやトキワハゼによく似た花のキツネノマゴ。

ミヤマイラクサが花をつけています。
春の山菜として有名ですが、花は全くキレイではありません(*_*)

オニグルミです。
程よく熟していますね。
オニグルミは木が高いので、普通は落ちてきたものを拾いますが、
この木は手が届く位置に実がなってました。
「秋の味覚と」ありがたく頂戴しました。
ちなみに、オニグルミの殻は非常に固く中々頑固です。
いつもは、ハンマーで叩いて割っていましたが、
フライパンで乾煎りすると、継ぎ目に隙間ができ、楽に割ることができるそうです。

道路脇のオミナエシ

小さな紫の花は、ツリガネニンジン。
時折、田畑のアゼなどで見かけます。
山中よりも、人の手が入った里山的な場所のほうが好きなようです。
見つけたら心が踊る秋の花です。

遠目からは、「を、ラン科の植物か?」と喜びましたが、近くに寄ればハランでした。
残念。

と、思ったのもつかの間、今度は有りました。
クモキリソウ属のランですね。
形状から、コクランだと思われます。

所用を済まし、釣り場に到着したのが午後2時半。
地磯に上がり、竿を出す。
この時期は、どこの波止も人が多く、プレッシャーも高いので、
このような誰もいない地磯で一人ゆっくり釣るのが好きなのです。

先ずは、アオリーQのオレンジ系・2,5号をセットしますが、
一時間たっても音沙汰無し。
イカも追ってこないようでした。
そうこうしている間に一時間経過。
何度かの軽い根掛かりの後、決定的な根掛かりに。
高価なアオリーQをロストしてしましました(*_*)

やはり、地磯はロスト率が高いですね。
なので、同じヨーヅリ製ですが、廉価版の2,5号・ピンクに変更しました。

2投目にいきなりアタリが!!
針ではなく、しっかりと、エギ胴体にしがみついています。
好奇心からではなく、明らかに「食いに来た」感じです。
この日最大の胴長15㎝ほどの良型です。

ピンクが良かったのか、高価なアオリーQよりも若干軽めのウエイトがナチュラル感をだしたのか、
とにかく、今日の当たりエギのようです。

エギは、値段ではないということが言えるかもしれません。
以前、地磯は根掛かりが多いとの理由で、より安価なダイソーエギを2~3本買ってみましたが、
直ぐに、巻布が剥がれるわ、オモリが取れるわで散々でした。
安すぎるのもよくないようです。

でも、ヨーヅリ製なら、廉価版でも作りがしっかりしており安心です。

と、能書きを垂れている間に、2匹目。これも良型。

3匹目・・・少し型が落ちました。
 この時期の平均サイズですね。

4匹目。随分型が落ちました。
リリース。

そして、又直ぐに5匹目がヒット。
 しかし痛恨のバラシ。
虚しく、墨だけが海中漂います。

上げてみると、足だけが付いていました。
マサカの身切れ。
実は、今まで身切れの経験はありません。
よほど強く合わせ過ぎたかもしれません。

悔しいから、足だけ食ってやりました。

でも、又直ぐに追加。

午後5時。
9月に入ると、一段と日暮れが早くなりましたね。
堤防ならもう少し粘れるのですが、地磯なので納竿としました。

トータル時間2時間半。
エギを変えてから1時間半でこの釣果なら良しとしましょう。

釣行日 9月13日 小潮 若狭湾

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2017年9月9日土曜日

近所の山(京都市)で幻のマツバランを発見!!

奇異な姿形で、江戸時代から今に至るまで園芸ファンの心をつかむマツバラン。
全国的に、自生種は数を減らしており、今や、絶滅危惧種や絶滅種に指定されている県も数多あるようです。

我が京都府でも・・・

マツバラン

Psilotum nudum (L.) P. Beauv.
京都府カテゴリー

絶滅寸前種

2002年版絶滅寸前種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー準絶滅危惧(NT)
近畿レッドデータブックカテゴリー準絶滅危惧種
マツバラン
選定理由
府内で自生と見られるものは2か所で知られているのみであり、個体数10本前後しかない。
形態
常緑の多年草。通常高さ15~25cmくらいだが、府内のものは10cm前後のことが多い。根茎に毛状の仮根があるが、本来の根はない。茎は数回二股状に分岐し、顕著な稜条があって、まばらに鱗状の葉が互生する。胞子嚢は単生し、直下の葉は2裂する。
◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)41、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)6、250
分布
本州(暖地)、四国、九州、奄美から沖縄諸島、小笠原諸島、世界の熱帯から亜熱帯地域。
◎府内の分布記録区域 南丹地域、山城地域。
生存に対する脅威
山林開発、自生地の改変、園芸採集。
必要な保全対策
府内では稀少なものであることを周知する。
特記事項
栽培品から胞子で野外に逸出することがあり、自生かどうか慎重な判断が必要である。
この様に、絶滅寸前種。
しかも、府内では僅か2箇所しか自生していないとのこと。

それが、京都市、しかも自宅近くの山で見つけちゃいました!!

ピンぼけですいませんが、
マツバランです。

コロニーは小さくて、やはり、10本ほどでした。
他の方のサイトなどを見ていますと、マツバランは、園芸種の胞子が飛んできて、
「庭の片隅に生えてきた」なんて記事も見ますが、ここは、住宅街からも結構離れていますので、
自生種ではないかと考えています。

仮に胞子が飛んできたとしても、人の手が掛かっていないことを考えれば、
自生と言っていいと思いますが・・・

ちなみに、京都府では、『希少動植物を発見すれば通報して欲しい』と、
京都府レッドデータブックページ内に送信フォームがあるのですが、
以前、ミズオオバコ(場所の保全が必要と記載されている)を発見した時に通報しましたが、
何の音沙汰もなし。

“通報してくれ”と言っておいて、通報してもナシのつぶてでは、
何のための送信フォームなのでしょう?
全く意味が分かりませんし、丁寧に書いた分、思い出してもハラがたちます。

それ以来、幾つかの希少動植物を発見しておりますが、
送信しないことに決めました。

今回も場所は言えませんが、そんな経緯もあり、通報もしないつもりです。
代わりに、私が暖かく見守っていこうと思います!!

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