自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2017年9月9日土曜日

近所の山(京都市)で幻のマツバランを発見!!

奇異な姿形で、江戸時代から今に至るまで園芸ファンの心をつかむマツバラン。
全国的に、自生種は数を減らしており、今や、絶滅危惧種や絶滅種に指定されている県も数多あるようです。

我が京都府でも・・・

マツバラン

Psilotum nudum (L.) P. Beauv.
京都府カテゴリー

絶滅寸前種

2002年版絶滅寸前種 2002年版を参照する
環境省カテゴリー準絶滅危惧(NT)
近畿レッドデータブックカテゴリー準絶滅危惧種
マツバラン
選定理由
府内で自生と見られるものは2か所で知られているのみであり、個体数10本前後しかない。
形態
常緑の多年草。通常高さ15~25cmくらいだが、府内のものは10cm前後のことが多い。根茎に毛状の仮根があるが、本来の根はない。茎は数回二股状に分岐し、顕著な稜条があって、まばらに鱗状の葉が互生する。胞子嚢は単生し、直下の葉は2裂する。
◎参照 日本の野生植物 シダ(平凡社)41、原色日本羊歯植物図鑑(保育社)6、250
分布
本州(暖地)、四国、九州、奄美から沖縄諸島、小笠原諸島、世界の熱帯から亜熱帯地域。
◎府内の分布記録区域 南丹地域、山城地域。
生存に対する脅威
山林開発、自生地の改変、園芸採集。
必要な保全対策
府内では稀少なものであることを周知する。
特記事項
栽培品から胞子で野外に逸出することがあり、自生かどうか慎重な判断が必要である。
この様に、絶滅寸前種。
しかも、府内では僅か2箇所しか自生していないとのこと。

それが、京都市、しかも自宅近くの山で見つけちゃいました!!

ピンぼけですいませんが、
マツバランです。

コロニーは小さくて、やはり、10本ほどでした。
他の方のサイトなどを見ていますと、マツバランは、園芸種の胞子が飛んできて、
「庭の片隅に生えてきた」なんて記事も見ますが、ここは、住宅街からも結構離れていますので、
自生種ではないかと考えています。

仮に胞子が飛んできたとしても、人の手が掛かっていないことを考えれば、
自生と言っていいと思いますが・・・

ちなみに、京都府では、『希少動植物を発見すれば通報して欲しい』と、
京都府レッドデータブックページ内に送信フォームがあるのですが、
以前、ミズオオバコ(場所の保全が必要と記載されている)を発見した時に通報しましたが、
何の音沙汰もなし。

“通報してくれ”と言っておいて、通報してもナシのつぶてでは、
何のための送信フォームなのでしょう?
全く意味が分かりませんし、丁寧に書いた分、思い出してもハラがたちます。

それ以来、幾つかの希少動植物を発見しておりますが、
送信しないことに決めました。

今回も場所は言えませんが、そんな経緯もあり、通報もしないつもりです。
代わりに、私が暖かく見守っていこうと思います!!

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