自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2016年7月27日水曜日

京都屈指の秘境・八丁平湿原へ

7月に入り(7月6日)、ムンムンと蒸し暑い今日此の頃。
梅雨の合間を狙って、京都屈指の秘境・八丁平湿原へ、
トレッキングに向かいました。

八丁平は、「関西の尾瀬」と評される高層湿原で、
湿性植物の宝庫でもあります。

ただ、結論から先に言いますと、
尾瀬と比べれれば、かなりショボいですが、
尾瀬という先入観的な言葉がなければ、
かなり満足、いや、感動的な山歩きです。

そもそも、この八丁平も、素晴らしい湿原で、
尾瀬と比べる必要が全く無いと思うのですが・・・


鞍馬から花背へ向かう途中に、
百井別れがあります。
此処から先は、離合困難で、急な坂道が、尾越(八丁平登山口)まで、
延々と続きます。
バイクなので楽々ですが、
車なら、ぞ~っとします。

北山ならではの杉林を走り抜けます。

7月と言っても、山間は気温低く、霧が出ていますが、
それも又、幻想的と言えるでしょう。

蜘蛛の巣も、幻想的ですヽ(^o^)丿

百井キャンプ場ですが、
今は寂れていますが、一時は、隆盛を極めたようです。
それとは、対象的に、綺麗な管理棟が・・・


百井での分岐。
ご存知、大原は、三千院等で有名な観光地ですが、
今日は大見・尾越方面へ向かいます。

以前、久多方面からのアプローチを行いましたが、
身体的事情(要は疲れただけ・・・)により断念。
今日は、最短距離と思われる尾越からの再アプローチです。

百井町内。
休耕田を利用した蓮畑です。

この辺り、山間から豊富な湧き水がいたるところから出ています。
湧き水が多いということは、
この植物も多いということです(-.-;)
ご存知、 猛毒植物の代表、トリカブト。


途中、アゼムシロの花を見つけました。

アゼムシロは、キキョウ科の花です。
どことなく、サワギキョウの花を連想させますが、
本当に小さく、つい見過ごしてしましそうです。
補足をすれば,コチラも、キキョウ科には珍しく、
有毒植物です。

トゲヒシバッタです。
平地では、あまり見かけませんが、
山間には結構います。

「大見」という限界集落へやって来ました。
一時舗装が切れますが、気にせずスクーター(50cc)を走らせます。

湧き水が豊富なので、クリンソウも多々見られます。
写真では、すごくわかりにくいですが(-.-;)
花期(晩春)には綺麗な花を咲かせていることでしょう!

大見の分かれ道。
鯖街道・京都方面は、現在崩落の為、車両通行は不可とのことです。
現地在住の方にお伺いしました。

コアジサイが咲く、大見川の景。

手付かずの自然は、こんなところにも現れていますね。
山菜、ミズ(ウワバミソウ)群落。

ここでも、廃車は多いです。

尾越の集落。
ここが京都市とは信じがたい風景ですが、
それでも、数名の方が、農作業をしておられました。

ただ、他の方のHPによれば、
冬には、人は居なくなるようです。


過去、ここから久多へ至る林道が建設されつつあったそうですが、
建設予定地が八丁平へ隣接していた為、
大規模な反対運動が起こり、計画は頓挫したそうです。
この看板は、その名残でしょうね。

舗装⇔未舗装の末、辿り着いたところは・・・

かの有名な、二ノ谷ゲートです。
丁度、このゲートに到着した時に、
数台の車がやってきて、作業服姿の方が、
ゲートの鍵を開けていましたので、
「バイクは無理ですか?」と訪ねました。

あわよくば、「いいですよ~」と言う答えが帰ってくれば、
という思いはあったのですが、
残念ながら、答えは「NO」でした。
(膝が悪いため、出来るだけ近くまで原付きで行きたい!!)

仕方なく、脇から、ゲートを通り、林道を歩きます。
過去、「バイクで通過した」と言う方のブログを見たのですが、
一体どこを通ったのか?
・・・と、いうくらい、周りも厳重にガードされています。

もしかしたら、数年前までは、もう少し、ガードが甘かったのかな?


八丁平へは、数ルートありますが、
この二ノ谷からのルートが、最短距離だと思います。

それになにより、途中まで、舗装道なので、
かなり歩きやすいのも利点ですね。
なので、ここから、花背へも抜けられるわけです。

イワウチワ。
標高がそこそこあるため、
近隣の山々で見かけない植物もあります。


さて、暫く歩き、ここからはしばしの山道です。

なんとなく、登山らしくなってきました。

ここが、有名なフノ坂です。

案内板は、消えかかっていたり、
朽ちて荒れているものもあったり。
・・・このことが、後に悲劇を生もうとは。

フノ坂をこえ、下りに入ると、
なんとなくそれらしい、いい雰囲気が!

遂に到着。
八丁平の高層湿原です。
湿原というからに、ドロっとしたイメージがありましが、
意外と、しっかりしてそうな地盤ですね。

ただ、倒木を見ると、
高層湿原を構成している泥炭層が、ハッキリとわかります。

尾瀬風の木道です。
小学校一年の時に、山好きの叔母に連れられ、
3日(?多分、既に、約40年前のことですので記憶が曖昧です)掛けて、
尾瀬を縦走しましたが、残念ながら、
記憶の片隅にある尾瀬の風景を思い出すことは出来ませんでした(*_*)

とは言っても、この八丁平湿原は、
尾瀬とは別の良さを持っていまして
今回は、それを満喫することが出来ました。
結論から言いますと、どこの山でも、それぞれいいい所が有るという訳で・・・


同志社大ワンゲル部・山小屋跡には、有志による看板が設置されています。

湿地一週コースで、突然視界が開け、
一面の草地に。

どうやら、この辺りが、スキー場があった?(または計画だけ?)場所のようです。

鹿の食害が多いようで、最近は、少し山間へ行くと、
殆どの箇所で網が張られています。

ここも、情報によれば、笹の回復を試みているようですが、
どうも生えているのは、ワラビなどの、シダ植物ばかりのようです。
なので、この辺りは、湿地ではありません。

でも、山間のこのような開けた場所は、
かなりの開放感があり、個人的にはとても好きな風景です。






湿地中心の池溏部には、柵がされています。
今回は、事前の下調べで、
カキツバタやヒツジグサが生えているという事がわかっていましたので。
恐らく、この辺りに有るのだと思われます。
目の前の柵内は、カキツバタでしょうね。



周回コースにて。
京都の自然200選の碑。

を、面白いですね~
腐生ランの、ツチアケビが花を咲かせていました。
ツチアケビは、これから、アケビに似た実をつけます。

ラン科の植物は、この種のように、
他の菌と寄生・共生関係にある種が多いですね。
ランの栽培の難しさは、そこにあります。

植物としては、かなり、原始的で、魅力がありますが、
植栽では、やがて枯れ果て、種の存続は出来ませんので、
見かけても、そっとしておくべき植物です。


湿地内の流れでは、フトヒルムシロが・・・
梅雨時期で、水位が上昇しているためか、
浮葉も、水の流れに取り込まれていました。


ナガレヒキガエルですね!!
大きさから察するに、2歳ぐらいではないでしょうか。

コチラは、ヤマアカガエル。
アカガエルと、タゴガエルはよく似ていますが、
腹を見ればm一発見分けがつきます。
腹に斑点があればタゴガエル、なければアカガエルです。

あまり、珍しくありませんが、イモリも。

シュレさん。
と、少し歩いただけでも、沢山の両生類に会えました。
それと、写真には撮れなかったのですが、
ヤマメ若しくは、イワナも確認しました!!

湿原を周回して、二ノ谷へ戻りますが・・・
来た道とは、違うルートに出てしまったため・・・

あ。
モリアオガエルの卵塊ですね。

何だか、どこを通っているのかわからなくなりまして・・・
スマホも圏外なので、無用の長物と成り果て・・・

消えかけた、
標識だけが頼りなわけで・・・

でも、
最大の拠り所である、その標識が朽ち果てているわけで・・・
一番の心配は、前回アタックを試みた、久多側に出ないことだけ・・・

久多側は全くな逆方向なわけで・・・

詳細確認ができない、オフラインのグーグルマップだけが頼りで、
なんとか、目測で、二ノ谷を目指します。

ウコギ科の山菜、ハリギリも、「ガンバレ」と言ってくれています。

そんなかいもあり、
原付が止めてある、二ノ谷へ無事帰還。
山水蛇口で、顔と頭を洗いリフレッシュ。

帰路につきます。

尾越には、ニジマスの釣り堀があったようですがすでに閉鎖。
壊れたフェンス越しに、一匹の大きな鯉が泳いでしました。

多分、ニジマスは居ないでしょうね。

尾越から、鞍馬方面を望む。




うわ~。
クリンソウがこんなに!!!( ゚д゚)
クリンソウ畑ですな。

そんな周りには、ホタルイや・・・

ゼニゴケが生育していました。

ここも立派な、京都市です。
有名観光地だけではなく、こんな自然も残されいます。

家路へは、大原から、八瀬を通る国道ルートを選択。

この時期にピッタリの鬼灯群生。
食彩の逸脱品でしょうが、
結構な山奥です。
きっと、鳥の所業でしょうね。

楽しかった、久々の山歩き。
登山も、ヒザの調子を見て、
徐々に、復帰して行こうと思っています!!
(3年ほど前にヒザを痛め、現在も長距離の山歩きは控え気味なのです・・・)

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