自 己 紹 介

自分の写真
京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年9月4日木曜日

うわっ血、血が・・・恐るべしカヤキリのパワー

今日はカヤキリが如何に危険かを、
皆さんに身を持って((((;゚Д゚))))お届け致します!

先ずは・・
「カヤキリってナニ?」という方へ、
簡単に説明をしておきたいかと思います。

下の写真をご覧ください↓
カヤキリにそっくりな姿形のキリギリス2種です。
上から・・
クサキリ=クサキリギリス(体長60mm)
クビキリ=クビキリギリス(体長80mm)

これにカヤキリを加えた3匹を、私は勝手に「B・3兄弟」と呼んでいます(^^ゞ
そして、コレがカヤキリ。
3匹の中で最も大きく、体長100mmほどあります。
ちなみに、「B・3兄弟」の由来ですが、
鳴き声が「ビ~~」と、切れかけの蛍光灯が出す
「ビ~」音そっくりな鳴き方をするので
勝手に「ビ~・3兄弟(=B・3兄弟)」と名づけましたが、
蛍光灯ほどおとなしい音ではなく、
家で安易に飼育するとイタイ目に合うことまちがいなしです(-_-;)
しかもこの大顎を見よ!!

「そ~言えば、メスのカヤキリって写真に撮ってなかったよな~」
という事で、メスのカヤキリの写真を鳴く虫図鑑に
追加するために撮影にやって来ました。

ススキ周辺を探すと・・・
丁度繁殖期に入っており、
オスのそばで難なく見つかりました。
 カヤキリの成虫期間はかなり短いです。
私的には、成虫期間は約2週間~1ヶ月以内ぐらいではないかと思っております。
と、言うのも何度か飼育経験があるのですが、
皆それぐらいで死んでしまいますし、
動・植物性と、色々与えてはいますが餌も殆ど食べないのです。
カヤキリ・メス
推測するに「成虫は産卵のためだけに成虫になる!」
つまり、セミと同じなのではないでしょうか?

まぁ、推測はここまで。
しっかり写真を取るのに一度捕獲します。
 でも、落ち着きが無いのです。
そう言えば、カヤキリって鳴いている時でも、
クツワムシのようにドシッと構えて鳴いているわけでなく、
あっちへウロウロ・こっちへウロウロ。
本当に落ち着きなくせわしなく動き回っています。

産卵管。
あの大きな顎で硬いススキやカヤの枝に穴を開けて
この産卵管を差し込みます。

ところがアクシデント(-_-;)
思いの外、カヤキリの首って動くのです。
体が大きいので「エっ?」と思うところまで・・・。
それで、久々やられてしまいました。
キリギリスも痛いけどここまではならんわなぁ。
やっぱ体が大きいのでパワーもハンパないです(>_<)




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2 件のコメント:

むむたまこ さんのコメント...

カヤキリのすごい顎はすすき等に穴を開けるためだったのですね。肉食の為と思っていました。
他の方が、餌はしょうりょうばったと書いているのは、間違いなのでしょうか。

SIGE さんのコメント...

むむたまこさん
こんばんは。
当方も、あくまで現場観察や飼育経験からですが、
カヤキリは草食性傾向が強いと思います。
ススキや茅などの茎って、思いの外固くて、あの顎でなければなければいけないのでしょうね。
この記事紹介した「B・三兄弟」も全て同じような顎をしていますし、
草食傾向が強いですね。

草食傾向が強いと言うのは、生きている他の虫を捕まえて迄
食することはないという意味で、全く他の虫を食べないわけではありません。

飼育している時でも、死んでしまった他の虫を食べていることは有ります。
これは、どんな鳴く虫でも共通していることで、
草食の代表選手のように言われているクツワムシやイナゴなどでも、
死んだ昆虫を食べているのを度々観察しています。
ただ、生きている虫を襲って捕食するヤブキリやウマオイなどを、
便宜上、肉食性(肉食傾向が強い)と言っています。