自 己 紹 介

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京都市在中。自宅近くの嵐山周辺の西山や、桂川がホームグラウンドです。 現在飼育中の、数種のカエル・トカゲ・ 昆虫・鳴く虫の飼育記や、植物・ 野生生物を中心とした自然観察記、 釣り・山登りのレポートを記事にして いる、自然をこよなく愛す40代です(*^_^*)

2014年3月19日水曜日

ヒキガエル産卵についての仮説★最終回★

さて、昨日、仮説通りの産卵を見せてくれましたヒキガエル。
今日も、念のため確認に行ってまいりました。
産卵は、完全に終わっていましたが、
今回は驚いたことに、昨日報告した1ペアだけの産卵でした。

昨年も、このブログで紹介しましたように、
通常は複数のカエルたちが、複数の箇所で産卵をしているのですが、
今年は、このペアのみでした。

それと、以前の検証時に、もう1匹のオスと紹介していた↓
水面から首を出している方は、どうやら昨日の産卵の際に
身体的特徴が一致したことからメスであり、
もう1匹のオスと交尾したものだと思われます。

今日は、既にメスはいませんでした。
産み落とされた卵と、その側にオスがおりました。
2月の終わりからの検証で、確認したヒキガエルは、
A地点で1匹・B地点で2匹の合計3匹です。
元々、個体数は少ない場所ですが、
今年は更に少ないですね。

おなじみの図ですが・・・
例年、産卵が確認できているE地点でも
産卵が確認できませんでした。
産卵を終え現場に残るオス
竹林の農薬などの影響で、
急激に個体が減ったと言うことも考えられるのですが、
竹林も昨今、急に出来たわけではないので、
これも考えにくいですね。
と、なると、通説に反して、
別の場所で産卵をしている可能性も出てくるかもしれません。

また、ともすれば、植物の・・・例えば梅の実のように、
「裏年」があって、今年は産卵が少なかったと言うことも
考えられます。
>元々、個体数は少ない場所ですが
と先述したように、「ガマ合戦」をするほど個体数が多い場所では、
“裏年ガエル”が居たって、普通に産卵行動が見られると考えます。
ただ、この場所は元々個体が少ない場所なので、
それが、産卵行動に大きく影響してくるのでは?
ということです。
産卵から1日経った卵
昨日より、明らかに膨らんでいる。
いずれにせよ、現在のところ明確な答えは出ていません。
これからも、引き続き、毎年の検証を行っていきたいと思います。

*ヒキガエル産卵行動の記事は、今回で一応終了いたします。
また、新たな情報や動きがあれば報告させていただきますm(_ _)m
長い間お読みいただき、ありがとうございました。


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3 件のコメント:

さんのコメント...

初めてコメントさせていただきます。桂在住の学生です。
減ってますよねぇ。飼育してみたいのですが、昔ほどは見ない気がしております。もう産卵の時期かとしみじみさせていただきました。

SIGE さんのコメント...

虫さん
こんばんは。
コメントありがとうございます。

桂在住とは、ほんとに近くですね~。
ヒキガエルは、ホントに少ないです。
私も、産卵期以外では、雨の日の山中で
数回見かけた程度です。
やはり、生息域の減少が最も大きな原因でしょうね。
いくら陸生が強いヒキガエルでも、
コンクリートやアスファルトでは・・・。

★ところで★
虫さんのブログ拝見しました。
非常に興味深いブログですし、
何よりも、専門的に研究をなされているのですね。

これも、何かの縁ですし、宜しければ
相互リンクを結ばせていただければ
ありがたいのですが、いかがでしょうか?

さんのコメント...

こちらこそありがとうございます!
専門的と言っても博士課程の学生ですので、こちらこそいろいろご教示いただけますと嬉しいです!
是非、リンクさせてくださいませ。
よろしくお願いします。